雨の日のデート、どこに行く?
そう聞かれて「水族館」「映画館」「ショッピングモール」までは思いつく。でも、本当に困るのはそこからだ。
何時に待ち合わせて、どこへ行き、どこで休んで、どう移動すれば疲れないのか。
この記事では「雨の日におすすめのデートスポット○選」ではなく、屋内でまったり過ごせる雨の日デートプランの組み立て方を紹介する。
ポイントは、たったひとつ。
雨の日は「どこへ行くか」より「歩かない」。
たとえば、駅近の水族館を楽しんだあと、徒歩数分のブックカフェへ。夕方からは二人の気分に合わせて映画を見るか、早めの晩ごはんにする。
そんなふうに「メイン1個+休憩1個」で考えると、雨の日デートは驚くほどラクになる。
濡れない。歩きすぎない。予定を詰め込みすぎない。
付き合う前の初デートにも、のんびり過ごしたいカップルにも使える、疲れない屋内デートのモデルコースを考えてみよう。
デート当日の朝。
カーテンを開けたら、雨。
しかも「しとしと」なんてかわいい雨じゃない。
ザー。
天気予報を見る。
一日中、雨。
……終わった。
せっかく考えていた公園も、街歩きも、テラス席のカフェも、ぜんぶ雨雲に持っていかれた。
そんなとき、あわてて「雨の日 デート プラン 屋内 まったり」なんて検索したことがある人もいると思う。
でも、雨の日デートって、じつは場所選びだけではうまくいかない。
水族館へ行けば成功。
映画館なら安心。
ブックカフェならまったり。
そんな単純な話でもないのだ。
僕が雨の日デートでいちばん大事だと思うのは、
「移動しないこと」
である。
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雨の日の敵は「雨」じゃない
ちょっと想像してほしい。
駅で待ち合わせ。
そこから傘をさして10分歩く。
靴下がちょっと濡れる。
水族館を見る。
また傘をさす。
今度は15分歩いてカフェへ。
店に着いたら満席。
別のお店を探してウロウロ。
髪は湿気でモワッ。
傘はジャマ。
バッグもなんとなく湿っている。
夕方にはもう、
「……帰る?」
となる。
これ、デートスポットが悪いわけじゃない。
移動でHPを削られているのである。
だから雨の日は、「何をする?」より先に、
屋内→屋内を、どれだけ短い移動でつなげられるか
を考えたほうがいい。
実際、最近の雨の日デート情報でも、水族館・美術館・映画館・商業施設など、天候の影響を受けにくい屋内スポットが定番として紹介されている。
ここからは僕ならどう組むか。
テーマはひとつ。
「今日は、がんばらない。」
である。
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13:00 駅集合。いきなり水族館へ逃げる
雨の日にかなり強いのが水族館。
理由は単純で、屋内だから。
……だけではない。
水族館って、ずっと会話しなくても成立する。
「クラゲすごい」
「この魚、顔ヤバくない?」
「あ、ペンギン」
これだけでいい。
会話が数秒止まったとしても、目の前では魚が泳いでいる。
沈黙を魚がなんとかしてくれる。
頼もしすぎる。
とくに付き合う前や、まだ数回しかデートしていない相手の場合、この「話さなくても気まずくない時間」はかなりありがたい。
完全屋内型の水族館もあり、たとえば「すみだ水族館」は公式にも完全屋内型と案内されている。
ただし、水族館なら何でもいいわけではない。
雨の日なら、
駅から近い・屋内中心・周辺にも屋内施設がある
この3条件を見ておきたい。
目的地だけ屋内でも、駅から20分歩いたら普通にびしょ濡れだからね。
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15:30 ブックカフェで「何もしない」
水族館を出たら、ここで予定を詰め込まない。
ボウリング!
買い物!
謎解き!
VR!
……とやり始めると、「まったりデート」は突然レクリエーション大会になる。
そこでブックカフェ。
本を読む。
コーヒーを飲む。
気になる雑誌をパラパラする。
相手が持ってきた本を、
「それ面白そう」
とのぞく。
それくらいでいい。
ブックカフェのいいところは、二人で別々のことをしていてもデートになるところだと思う。
これ、意外とぜいたくである。
付き合いたてなら「何か話さなきゃ」という緊張から解放されるし、長く付き合っているカップルなら、お家デートとは少し違う静かな時間になる。
映画と違って、
「このページ見て」
「これ好きそうじゃない?」
と、好きなタイミングで会話できるのもいい。
雨の日の室内デート候補として、ブックカフェは映画館、水族館、スパなどと並ぶ定番のひとつとして紹介されている。
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17:30 「もう一軒行く?」を残しておく
ここが地味に重要。
雨の日デートでは、最後まで予定を決めすぎない。
17時半くらいになったら、
「お腹すいた?」
「もう少しブラブラする?」
「映画見る?」
と相談する。
まだ元気なら、同じ建物や駅周辺で映画やショッピング。
疲れていたら、そのまま早めの晩ごはん。
ものすごく楽しかったなら、カフェでもう一杯。
この「余白」があるとラクだ。
雨の日なのに朝から夜まで予定をギッチギチにすると、
デートというより、
悪天候下におけるミッション遂行
になってしまう。
せっかく二人でいるのだから、予定を消化することを目的にしなくていい。
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雨の日デートは「1+1」で考える
僕なら雨の日のまったりデートは、
メイン1個+休憩1個
くらいで考える。
たとえば、
水族館+ブックカフェ。
映画+喫茶店。
美術館+ちょっといいランチ。
プラネタリウム+ショッピング。
スパ+ごはん。
このくらい。
映画、水族館、美術館、博物館、商業施設などは現在の雨の日向けスポット紹介でも繰り返し登場する王道だ。
そして大切なのは、この「+」の部分。
できれば徒歩5分以内。
理想は同じ建物。
駅直結ならさらに強い。
雨の日デートでは、観光地を何個制覇したかなんて誰も表彰してくれない。
それより、
「なんか今日、ずっと居心地よかったね」
となるほうが圧倒的に勝ちだ。
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初デートなら「会話しなくても成立する場所」を入れる
まだ相手との距離感が分からないなら、
水族館。
映画。
美術館。
プラネタリウム。
このあたりを一つ入れておくと使いやすい。
二人の間に「見るもの」があるからだ。
逆に、いきなり3時間カフェ一本勝負はなかなかハード。
会話が得意な二人ならいい。
でも、
「……」
「……」
「雨、すごいね」
「ね」
「……」
となった瞬間、窓についた雨粒の数を数えるしかなくなる。
だから、付き合う前ほど「何かを見る時間」と「話す時間」を混ぜる。
これはけっこう大事だと思う。
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長く付き合っているなら、むしろ何もしない
一方、付き合いの長いカップルなら話は逆。
予定を減らしてしまう。
大型書店をブラブラ。
温泉やスパ。
ホテルラウンジ。
カフェ。
ショッピングモール。
レンタルスペースで映画。
「今日、何したっけ?」
くらいでいい。
雨音を聞きながらコーヒーを飲んで、
本を読んで、
たまにしゃべって、
お腹がすいたら何か食べる。
デートというと、つい「特別なことをしなきゃ」と思ってしまう。
でも二人でダラダラできる関係って、それ自体がけっこう特別だったりする。
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晴れの日の代用品にしない
雨の日になると、
「晴れてたら○○できたのになあ」
と思ってしまう。
これは、もったいない。
雨の日は雨の日でいい。
水槽の青い光。
薄暗い映画館。
コーヒーの湯気。
窓を流れていく雨粒。
外に出たくないから、いつもより長く続く会話。
晴れの日なら「次行こうか」と席を立っていたのに、雨だからあと30分だけ居座る。
その30分に、妙にいい話をしたりする。
雨の日デートって、予定が減る。
だから逆に、二人の時間が増える。
僕はそこが好きだ。
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雨の日こそ、予定を捨てよう
結局、僕ならこうする。
13:00 駅で待ち合わせ
13:15 駅近の水族館
15:30 徒歩数分のブックカフェ
17:30 その日の気分で映画・買い物・早めの夕食
19:30 無理せず帰る
これで十分。
むしろ、これくらいがいい。
雨の日デートで必要なのは、「雨でも遊べるスポット100選」ではない。
傘を何度も開かなくていいこと。
歩きすぎないこと。
座れること。
予定変更できること。
そして、二人がちょっとダラダラできること。
朝起きて雨だったら、がっかりしなくてもいい。
予定をひとつ減らしてみよう。
デートは少し短くなるかもしれない。
でも不思議なことに、
二人で過ごした時間は、いつもより長く感じるかもしれない。
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雨の日デートは「予定を減らす」とうまくいく
雨の日のデートプランを考えるとき、つい「屋内で遊べる場所をたくさん探さなきゃ」と思ってしまう。
でも、まったり過ごしたいなら逆だ。
予定を減らそう。
水族館+ブックカフェ。
映画+ちょっといいランチ。
美術館+喫茶店。
それくらいで十分。
大切なのは、スポットの数ではなく移動を減らすことだ。駅から近い、できれば屋内でつながっている、疲れたらすぐ座れる。そんな条件で組み立てるだけで、雨の日デートはずいぶんラクになる。
そして、予定には少しだけ「何もしない時間」を残しておきたい。
コーヒーを飲みながら話したり、本屋をぶらぶらしたり、「このあとどうする?」と二人で考えたり。
晴れの日なら次の目的地へ急いでいた時間が、雨の日には二人の時間になる。
だから、デート当日の朝に雨が降っていても、がっかりしなくていい。
傘をさして街中を攻略する必要もない。
濡れない。歩かない。詰め込まない。
この3つだけ覚えておけばいい。
雨の日だから予定どおりにいかなかった――ではなく、
雨の日だったから、いつもよりゆっくり一緒にいられた。
そんな一日になれば、たぶんそれがいちばんいい雨の日デートだ。
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