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水彩画初心者は何を揃える?安くてOKな道具・ケチると後悔する道具

水彩画初心者は何を揃える?安くてOKな道具・ケチると後悔する道具

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水彩画を始めたいけれど、「初心者はどんな道具を揃えればいい?」「できるだけ安く始めたい」「100均で済ませても大丈夫?」と迷っていませんか。

水彩画の初心者向け記事では、絵の具や筆、水彩紙のおすすめ商品が紹介されていることが多いですが、本当に知りたいのは“何を買うか”より、“どこまで安くして大丈夫なのか”ではないでしょうか。

実は、水彩画の道具はすべて高価なものを揃える必要はありません。パレットや筆洗のように100均や家にあるもので十分なものがある一方で、水彩紙や筆のように、安さだけで選ぶと「うまく塗れない」「にじみが汚くなる」「初心者なのに難しく感じる」といった失敗につながりやすい道具もあります。

そこでこの記事では、単に「水彩画初心者におすすめの道具」を紹介するのではなく、水彩画初心者が安く道具を揃えるために、100均でいいもの・少しお金をかけたいもの・最初は買わなくていいものを分けて解説します。

「全部揃えるといくらかかるの?」「最低限必要なものは?」「Amazonや楽天で買うなら何を優先すればいい?」という疑問もまとめて解決できる内容です。

無駄なセット買いをせず、必要なものだけ賢く揃えて、水彩画をできるだけ安く始めたい方はぜひ参考にしてください。

水彩画初心者が最初に揃えるものは?最低限必要な道具7選

①水彩絵の具|初心者は何色あれば十分?

水彩画を始めるとき、まず必要になるのが水彩絵の具です。「せっかくなら24色や36色の豪華なセットを買ったほうがいいのでは?」と思うかもしれませんが、初心者なら最初から大量の色を揃える必要はありません。

まずは12色前後のセットがあれば十分楽しめます。実際、画材メーカーのホルベインも、透明水彩を初めて使う人には基本色が揃ったチューブタイプの12色セットをすすめています。

水彩画のおもしろいところは、絵の具を混ぜて新しい色を作れることです。たとえば黄色と青を混ぜれば緑、赤と青なら紫というように、少ない色数でも混色によってかなり多くの色を作れます。そのため「色数が少ないから描けない」ということはほとんどありません。

予算を抑えたいなら、最初は学童用の水彩絵の具や手頃な透明水彩セットでも構いません。大切なのは、高価な絵の具を買うことより、実際に紙へ塗って水の量や色の混ざり方を覚えることです。

一方で、100均の絵の具は「水彩画が自分に合うか一度試したい」という用途なら便利ですが、発色や絵の具の伸び、混色したときの扱いやすさなどは商品によって差があります。数枚描いて「もっと続けたい」と思った段階で、画材メーカーの12色セットに買い替える方法がおすすめです。

つまり、最初に必要なのは豪華な36色セットではありません。12色程度の水彩絵の具を一箱用意すれば、初心者には十分なスタートラインになります。

②水彩筆|最初は何本・何号を選べばいい?

画材店へ行くと、細い筆から太い筆、丸筆、平筆まで大量に並んでいます。これを見ると「何本揃えればいいの?」と迷ってしまいますが、水彩画初心者なら最初から10本セットを買う必要はありません。

まずは中くらいの太さの丸筆を1本か2本用意すれば十分です。

丸筆は穂先が細くまとまりやすく、筆を寝かせれば広い部分を塗り、穂先だけを使えば細い線も描けます。つまり1本でいろいろな使い方ができます。花びら、木、空、人物、食べ物など、初心者が描きたい題材の多くに対応できます。

ホルベインの初心者向け案内でも、最初の1本として水彩用の6号程度の丸筆が紹介されています。水彩筆では、水をしっかり含めることと、穂先をコントロールしやすいことが重要です。

予算を抑えたい場合、最初は安価なナイロン筆でも構いません。天然毛の高級筆をいきなり購入する必要はありません。

ただし、極端に毛が抜ける筆や、穂先がすぐバラバラになる筆は描きにくくなります。紙に色を塗っている途中で毛が抜けると、それを取るだけでも小さなストレスになります。

おすすめは「中くらいの丸筆1本+細い丸筆1本」という組み合わせです。広い場所は中くらいの筆、枝や目などの細かい部分は細筆、と使い分けられます。

最初から筆を大量に揃えるより、少ない本数で使い方を覚え、必要になった筆だけ後から買い足すほうが無駄がありません。

③水彩紙|普通の画用紙との違いと選び方

初心者が意外と軽く考えがちなのが「紙」です。しかし、水彩画では絵の具以上に紙が描きやすさを左右することがあります。

コピー用紙や薄い画用紙にたっぷり水を使うと、紙が波のようにデコボコになった経験はないでしょうか。水彩画では水を多く使うため、薄い紙ほど変形しやすくなります。

水彩紙は普通の紙より水に強く、水分を含んでも比較的描きやすいように作られています。ホルベインも、普通のスケッチブックでは紙が波打つことがあり、水彩初心者には扱いやすい「中目」の水彩紙をすすめています。

紙の表面には、なめらかなものからザラザラしたものまで違いがあります。初めてなら、極端になめらかでも粗くもない「中目」が扱いやすいでしょう。

安く始めたいからといって、水彩紙を最初から大きなサイズで何十枚も買う必要はありません。小さめの水彩紙や水彩対応のスケッチブックを一冊買えば十分です。

むしろおすすめなのは、安価な画用紙と水彩紙を一度塗り比べてみることです。同じ絵の具を使っても、水の広がり方や色の見え方に違いがあることが分かります。

予算が限られているなら、パレットや筆洗を節約して、その分を水彩紙に回すのも良い方法です。

初心者ほど「自分が下手だからきれいに塗れない」と考えてしまいますが、実は紙が原因という場合もあります。水彩画では紙も立派な画材の一つと覚えておきましょう。

④パレット・筆洗|家にあるもので代用できる

水彩画の道具代を安くしたいなら、真っ先に節約できるのがパレットと筆洗です。

パレットは絵の具を出して水で溶いたり、色同士を混ぜたりするための道具です。専用の商品もありますが、最初から高価なものを買わなくても水彩画は始められます。

100均で売られているパレットはもちろん、白いプラスチック皿や使わなくなった小皿などでも代用できます。食品トレーを使う場合は、よく洗って乾かしたものを使用しましょう。

ただし、色の濃さを確認しやすくするため、できれば白いものがおすすめです。黒や派手な色の皿だと、混ぜた絵の具の色が分かりにくくなるからです。

筆洗はさらに簡単です。専用品でなくても、不要になったコップや食品用のプラスチック容器など、水を入れられるものなら使えます。ホルベインも初心者向け案内で、筆洗は家庭にあるコップなどで代用できるとしています。

できれば水入れを2個用意すると便利です。一つは筆についた濃い絵の具を落とす場所、もう一つは仕上げに筆をすすぐ場所として使います。水がすぐ濁らないので、きれいな色を作りやすくなります。

つまり、パレットと筆洗については「画材店で買わなければ水彩画ができない」というものではありません。

家にあるもの→100均→必要なら専用品という順番で揃えれば、初期費用をかなり抑えられます。

⑤鉛筆・消しゴム・雑巾|意外と忘れやすい便利道具

水彩画というと絵の具と筆だけに目が向きますが、実際に描き始めると鉛筆、消しゴム、ティッシュや雑巾もよく使います。

まず鉛筆は、色を塗る前の下描きに使います。特別なデッサン用鉛筆を買う必要はありません。家にHBやBの鉛筆があれば、それで十分です。

下描きでは線を強く描きすぎないことがポイントです。濃く描くと、水彩絵の具を塗った後も鉛筆線が強く残ってしまいます。紙がへこむほど強く描かず、うっすら見える程度に描きましょう。

消しゴムも普通のプラスチック消しゴムで構いません。ただし水彩紙の表面を何度も強くこすると紙が傷み、絵の具を塗ったときにその部分だけ色が不自然になる場合があります。消すときは軽く使うのがコツです。

そして意外に活躍するのがティッシュや古いタオルです。

筆の水分を少し減らしたいとき、絵の具をつけすぎたとき、紙に落ちた水を吸い取りたいときなど、さまざまな場面で使えます。ティッシュなら新しく買わなくても家にあるもので十分です。

机を汚したくない人は、新聞紙や不要なチラシを下に敷いておくと片付けも楽になります。

このように、水彩画には「買わなくても家にあるもの」が意外とたくさんあります。画材店へ行く前に、一度家の文房具やキッチン用品を確認してみましょう。

水彩画の道具は100均でどこまで揃えられる?

100均で買っても困りにくい水彩画グッズ

「できれば水彩画の道具を全部100均で揃えたい」という人もいるでしょう。

100均の商品は店舗や時期によって品揃えが変わりますが、パレット、水入れに使える容器、筆、鉛筆、消しゴム、クリップ、マスキングテープなど、水彩画に使えるものを見つけられることがあります。

この中で、特に100均でも困りにくいのは絵の出来に直接影響しにくい補助用品です。

たとえば筆洗は、水を入れられれば役割を果たします。高級な筆洗を使ったからといって急に絵が上手になるわけではありません。

パレットも同じです。絵の具を置いて混ぜられる白いスペースがあれば、基本的な用途には十分対応できます。

鉛筆、消しゴム、クリップ、スポイト、マスキングテープなども、初心者の練習用なら手頃な商品から始めて問題ありません。

一方、筆、絵の具、水彩紙は描き心地に影響しやすいため、「100均だからダメ」「高級品なら必ず良い」という単純な話ではなく、実際に使って不満が出たら買い替える考え方がおすすめです。

水彩画を始める前から何千円、何万円と使う必要はありません。

まず100均や家にあるもので補助用品を揃え、絵の具・紙・筆だけ必要に応じて画材用へグレードアップする。この方法なら、失敗の少ない節約ができます。

パレットは100均や食品トレーでも十分

初心者が節約しやすい道具の代表がパレットです。

専用パレットには色を分けて置ける小さな区画や、色を混ぜる広いスペースがあり、もちろん使いやすく作られています。しかし、水彩画を一度体験してみたい段階なら、専用品でなければならない理由はありません。

100均で白いパレットが見つかれば、それで十分スタートできます。

さらに費用を抑えるなら、家庭にある白い小皿や、よく洗った食品トレーなどを利用する方法もあります。

水彩絵の具では、水を加えながら色の濃さを調整します。そのため、重要なのは「絵の具を出せる場所」と「水で色を混ぜられる場所」があることです。

ただし、色が見やすいように白いものを選びましょう。

透明な容器でも使えますが、下の机の色が透けると絵の具本来の色が分かりにくくなることがあります。

また、透明水彩のチューブ絵の具は、パレットに出して乾燥した後でも、再び水で溶かして使えるものがあります。ホルベインも、透明水彩はパレット上で乾いた絵の具を再度水で溶いて使えると案内しています。

そのため、水彩を長く続けるようになったら、フタ付きや区画の多い専用パレットへ買い替えると便利です。

最初は代用品でも十分。続けたくなってから専用品へ移行するのが、無駄のない買い方です。

筆洗はコップ・空き容器で簡単に代用できる

筆洗は、わざわざ専用品を買わなくてもよい代表的な道具です。

水彩画では、色を変えるたびに筆を水ですすぎます。そのため水をためられる容器が必要ですが、役割としてはそれだけです。

飲み終わった食品の容器や、使っていないプラスチックカップなどをよく洗えば、筆洗として利用できます。倒れにくく、ある程度深さのあるものを選ぶと使いやすいでしょう。

おすすめは、容器を一つではなく二つ用意することです。

一つ目で筆についた絵の具を大まかに落とし、二つ目できれいにすすぎます。こうすると、青を使った後に黄色を塗ろうとして「黄色が緑っぽくなってしまった」といった失敗を減らせます。

もちろん、水が濁ったら途中で交換して構いません。

専用の筆洗には複数の部屋に分かれた商品や、筆を一時的に置ける形の商品もあり、長く水彩画を続ける場合には便利です。

ただ、初心者が水彩画を始めるために必須というわけではありません。画材メーカーの初心者向け解説でも、筆洗は家庭のコップで代用できると説明されています。

お金をかける優先順位を考えるなら、筆洗より絵の具や水彩紙を優先したほうが、描き心地の違いを感じやすいでしょう。

節約できるところは思い切って節約する。これが安く水彩画を始めるコツです。

筆や絵の具も100均で始めていい?

結論から言えば、「とにかく一度水彩画を体験してみたい」という人なら、100均などの安価な筆や絵の具から始めるのも一つの方法です。

大切なのは、最初から完璧な画材を揃えることではなく、実際に一枚描いてみることです。

水彩画を始めても、全員が長く続けるとは限りません。数回描いてみて「自分には色鉛筆のほうが楽しい」と思うこともあります。それなら、最初から高級な画材を大量に購入するより、安価なセットで試したほうが合理的です。

ただし、安価な筆や絵の具には商品ごとの差があります。

筆なら、水を含みにくい、毛先がまとまりにくい、毛が抜けやすいと感じる場合があります。絵の具なら、発色や伸び、色を混ぜたときの感覚に違いが出ることがあります。

そこでおすすめなのが「段階的に買い替える方法」です。

最初は安い道具で3~5枚ほど描いてみる。そして「もっときれいに色を重ねたい」「筆の先がまとまらなくて困る」と感じたら、その部分だけ画材メーカーの商品へ交換します。

これなら無駄な買い物を防げます。

逆に、最初の段階で画材の使いにくさが原因で嫌になりたくない人は、絵の具と筆だけ最初から画材メーカー品を選ぶのもおすすめです。

予算と「どれくらい本気で始めたいか」を基準に選びましょう。

水彩紙だけは100均にこだわらないほうがいい理由

水彩画の予算を抑えるとき、「どこにお金をかければいいの?」と迷ったら、まず候補にしたいのが水彩紙です。

水彩画では、紙の上にかなりの量の水をのせます。

薄い紙では、水分を吸った瞬間に大きく波打ったり、表面が傷んだりすることがあります。すると、できたくぼみに絵の具がたまり、本来描きたかったものとは違うムラが生まれてしまいます。

もちろん、安い紙でも水を少なめに使えば絵は描けます。100均などで水彩対応の紙が見つかれば、練習用として試してみる価値もあります。

しかし、「水彩らしいにじみを作りたい」「空や背景を広く塗りたい」と考えるなら、水彩専用紙のほうが扱いやすく感じる可能性が高いでしょう。

ホルベインも初心者向け解説で、普通のスケッチブックでは水を使った際に紙が波打ちやすいことを説明し、最初の水彩紙として中目をすすめています。

ですから、予算が2,000円しかない場合でも、「高級パレット+安い紙」より「安いパレット+水彩用の紙」という配分を検討する価値があります。

紙は作品を支える土台です。

初心者ほど技術だけを原因にしがちですが、「描きにくいのは紙のせいかもしれない」と考えられるだけで、練習のストレスがかなり減ります。

水彩画を安く始めるなら予算はいくら?3つの価格帯で比較

1,000円前後|まず一度描いてみたい人向けセット

「水彩画に興味はあるけれど、続けるかどうか分からない」という人なら、まずは1,000円前後を目標に始めても構いません。

この価格帯では、すべてを本格的な画材メーカーの商品で揃えるのではなく、100均や家にあるものを積極的に利用します。

必要なのは、手頃な水彩絵の具、筆、水彩に使える紙です。

パレットは白い皿、筆洗は空き容器、鉛筆と消しゴムは家にあるものを使えば、新たに買うものをかなり減らせます。

この予算の目的は「作品を完成させるための最高の環境」を作ることではありません。水彩画そのものが楽しいか確かめることです。

小さな紙に丸や四角を描き、色を塗るだけでも構いません。

赤と黄色を混ぜてオレンジを作ったり、水を増やして薄くしたり、濡れた紙に別の色を落としてにじませたりしてみましょう。

こうした実験だけでも、水彩画独特の面白さはかなり味わえます。

注意したいのは、「安い画材でうまく描けなかった=自分に才能がない」と決めつけないことです。

特に紙や筆は、道具の違いによって扱いやすさが変わります。

もし数枚描いて楽しいと感じたら、次は水彩紙や筆を一つずつ良いものに交換してください。

1,000円前後は「本格スタート予算」というより、水彩画のお試し予算と考えると失敗しにくくなります。

3,000円前後|初心者におすすめのコスパ重視セット

「何度か水彩画を描いてみたい」「できれば最初から描きやすい道具を使いたい」という人には、3,000円前後を一つの目安にすると選択肢が増えます。

この価格帯なら、絵の具・筆・紙のうち、重要なものを画材用の商品にすることができます。

たとえば絵の具は手頃な12色セットを選び、筆は丸筆を1~2本、水彩紙は小さめのスケッチブックという組み合わせです。

パレットと筆洗は100均や家にあるもので節約します。

この揃え方の良いところは、必要以上に道具を増やさず、描き心地に影響しやすい部分へ予算を集中できることです。

初心者はどうしても「24色の絵の具」「筆10本セット」「専用パレット」「専用筆洗」など、セット内容が多いほどお得に感じます。

しかし、使わない道具が増えれば、それは節約ではありません。

水彩画では、少ない色を混ぜたり、一本の丸筆を使い分けたりすることも大切な練習になります。

なお、商品価格はメーカーや販売店、時期によって変わるため、3,000円はあくまで予算を考えるための目安です。

最初から全部を買い切る必要もありません。

**絵の具+筆+紙の3点を中心に揃え、残りは代用する。**この考え方が、初心者にとってコストと描きやすさのバランスを取りやすい方法です。

5,000円前後|長く続けたい人向けの満足セット

「これから趣味として水彩画を続けたい」と考えているなら、5,000円前後まで予算を広げると道具選びの自由度が高くなります。

この場合でも、全部を高級品にする必要はありません。

おすすめは、絵の具、水彩紙、よく使う筆に優先して予算を使うことです。

絵の具は画材メーカーの基本色セット、筆は扱いやすい丸筆を2本程度、水彩紙は水を使っても扱いやすいものを選びます。残った予算でパレットやマスキングテープなどを追加するとよいでしょう。

たとえばホルベインが2026年5月時点で紹介している初心者向け透明水彩では、12色絵の具、6号筆、水彩紙、パレットの4点が基本として挙げられています。メーカー推奨品をすべて同じブランドで揃える場合は5,000円を超えることもあるため、予算を抑えたい人はパレットなどを代用すると調整しやすくなります。

5,000円程度かけるメリットは、単純に「高い道具を持てる」ことではありません。

練習中に「筆がすぐ割れる」「紙がすぐボコボコになる」といった、道具によるストレスを減らしやすくなることです。

趣味は続けやすさも大切です。

毎回準備するたびに使いづらい道具に悩まされるより、気に入った道具を少数持つほうが楽しく続けられます。

最初から高級画材を買わなくても大丈夫な理由

SNSや動画で水彩画を見ていると、プロや上級者が高価な絵の具や筆を使っていることがあります。

すると初心者は「同じ道具を揃えないとうまく描けないのでは?」と考えてしまいがちです。

しかし、最初から高級画材を大量に購入する必要はありません。

初心者のうちは、筆に含ませる水の量、絵の具の溶き方、紙が乾くタイミング、色を重ねる順番など、道具の価格とは別に覚えることがたくさんあります。

たとえば3万円の筆を持っていても、水を含ませすぎれば思わぬ場所まで色が広がります。逆に手頃な筆でも、水分量を上手に調整できれば十分きれいに塗れます。

また、最初は自分がどんな絵を描きたいのか分からないこともあります。

小さなイラストを描きたい人と、大きな風景画を描きたい人では、必要な筆や紙が違います。

始める前に高価な画材を大量購入すると、あとで「自分の描き方には合わなかった」ということも起こります。

だからこそ、最初は必要最低限から始めるのがおすすめです。

何枚か描いて「もっと細い線を描きたい」「大きな背景を塗りたい」と具体的な不満が出てきたときが買い足すタイミングです。

**不満が出てから道具を買う。**これだけで無駄遣いをかなり防げます。

安く買うもの・お金をかけるもの早見表

水彩画を安く始める最大のコツは、すべての道具を同じ予算感で揃えないことです。

節約しやすいものと、少し予算を使ったほうが描きやすいものを分けて考えましょう。

道具 最初のおすすめ 節約しやすさ
絵の具 12色前後の基本セット
水彩筆 丸筆1~2本
水彩紙 水彩対応の紙
パレット 100均・白い皿でも可
筆洗 コップ・空き容器で可
鉛筆 家にあるHB・Bなど
消しゴム 普通のもので可
雑巾・ティッシュ 家にあるもので可

特に節約しやすいのは、パレット、筆洗、鉛筆、消しゴムなどです。

反対に、描きやすさに影響しやすいのが筆と水彩紙です。

絵の具については、最初のお試しなら手頃なものでも構いませんが、水彩を続けると決めたら画材メーカーの基本セットを検討するとよいでしょう。

この考え方なら、「全部100均」か「全部高級品」という極端な選択をする必要がありません。

予算が増えたときは、まず紙、次に筆、そして絵の具と、自分が不満を感じている部分から買い替えます。

水彩画は道具を集める趣味ではなく、描くことを楽しむ趣味です。

**使わない画材10個より、よく使う画材3個。**これくらいの気持ちで選ぶほうが、結果として安く長く楽しめます。

初心者が水彩画の道具選びで失敗しない5つのポイント

絵の具は「色数が多い=上手に描ける」ではない

初心者向けの水彩絵の具を探すと、12色、18色、24色、36色など、さまざまなセットが見つかります。

数字が大きいほど豪華なので、「36色を買ったほうが上手に描けそう」と感じるかもしれません。

しかし、色数の多さと絵の上手さは別の話です。

水彩画では、絵の具同士を混ぜて新しい色を作ります。そのため基本的な色が揃っていれば、12色前後でもかなり幅広い表現ができます。

むしろ初心者にとっては、少ない色で「赤と黄色をどのくらい混ぜると好きなオレンジになるか」と試すことが、色の感覚を身につける練習になります。

色が多すぎると、似た色が何本もあり「どれを使えばいいの?」と迷う原因にもなります。

また、色数が増えれば価格も上がりやすくなります。使わない色が半分残ったままなら、せっかくのセットもお得とは言えません。

ホルベインの初心者向け透明水彩案内でも、まずは12色セットが基本として紹介されています。

最初は基本色で十分です。

数か月描いてみて、「この青をもっと鮮やかにしたい」「肌を描くのにこんな色が欲しい」と思うようになったら、その色だけ追加すればよいのです。

画材は一度に完成させる必要はありません。描きながら自分専用のセットを育てるくらいが、初心者にはちょうどよいでしょう。

筆は大量セットより使いやすい1〜2本を選ぶ

通販サイトを見ると、10本、15本、20本と大量の筆が入ったセットがあります。

一本あたりの価格が安く見えるため、お得に感じます。しかし初心者の場合、最初からそこまで多くの筆を使い分ける場面はほとんどありません。

まず必要なのは、基本となる丸筆です。

中くらいの丸筆なら、筆を寝かせて広く塗ったり、穂先を使って細い線を描いたりできます。

そこに細い丸筆を一本追加すれば、かなり多くの題材に対応できます。

大切なのは本数ではなく、「水をほどよく含む」「穂先がまとまる」「持っていて疲れにくい」といった使いやすさです。

水彩では、筆に含まれた水と絵の具が紙の上へ運ばれます。筆は単に色を塗る棒ではなく、水分量を調整する重要な道具です。

ホルベインも、水彩筆では絵の具の含みと穂先のコントロールが大切だと説明しています。

ですから、20本の安いセットを買うより、自分がよく使う丸筆を1~2本持つほうが満足できる場合があります。

もちろん大量セットが悪いわけではありません。

いろいろな形の筆を試したい人には楽しい商品です。

ただ「安く始める」が目的なら、使わない筆にはお金を払わないという考え方が一番シンプルです。

紙が薄すぎると水で波打ちやすいので注意

水彩画で初心者が戸惑いやすいのが、紙の波打ちです。

最初は平らだった紙が、絵の具を塗った途端にボコボコしてくることがあります。

これは、水を吸った紙が伸びることで起こります。

特に薄い紙へ広い面積を一気に塗った場合は変形しやすく、できたくぼみに水や絵の具が集まりやすくなります。

結果として、「空を均一に塗りたかったのに一部分だけ濃くなった」といったことが起きます。

だからといって、初心者が最高級の水彩紙を買う必要はありません。

重要なのは、商品を選ぶときに「水彩用」「水彩対応」などの表示を確認することです。

紙の厚さや表面の違いによって描き味も変わります。

水彩画を長く続けるつもりなら、何種類か小さいサイズを試して、自分が好きな紙を探すのも楽しいでしょう。

また、紙の端をマスキングテープなどでボードに固定してから描くと、扱いやすくなることもあります。ただし紙によってはテープをはがす際に表面が傷むことがあるため、目立たない場所で試すと安心です。

「色が思ったように広がらない」というとき、原因が技術とは限りません。

紙を変えただけで描きやすくなることもあります。

「透明水彩」と「不透明水彩」の違いを知っておこう

水彩絵の具を探していると、「透明水彩」「不透明水彩」「ガッシュ」などの名前を目にします。

初心者には少し分かりにくいですが、仕上がりの特徴が違います。

透明水彩は、薄く塗ると紙の白や下に塗った色が透けて見えます。

この透明感を利用して、薄い色を何度か重ねたり、水をたっぷり使ってにじませたりするのが得意です。ホルベインも、透明水彩の特徴として下の色や紙の白が透けて見えることを挙げています。

一方、不透明水彩やガッシュは、透明水彩より下の色を覆いやすく、しっかりした色面を作る表現に向いています。

「水彩画をやりたい」と検索して商品を買うときは、自分が参考にしている作品がどちらで描かれているのか確認すると失敗しにくくなります。

SNSで見た淡く透き通った風景を描きたいなら透明水彩が候補になります。

逆に、ポスターのようなくっきりした色を塗りたい場合は不透明な画材のほうが目的に合うことがあります。

どちらが上ということではありません。

料理でフライパンと鍋の使い道が違うように、画材にも得意な表現があります。

買う前にパッケージの表示を確認するだけで、「思っていた仕上がりと違った」という失敗をかなり減らせます。

初心者セットを買う場合に確認したい中身とは?

道具を一つずつ選ぶのが面倒なら、初心者向けの水彩セットを買う方法もあります。

絵の具、筆、パレットなどが一度に揃うため、すぐ描き始められるのが魅力です。

ただし、「○○点セット」という数字だけで選ばないようにしましょう。

30点セットでも、実際には似たような筆や小物がたくさん入っているだけで、本当に欲しい水彩紙が含まれていない場合があります。

確認したいのは、まず絵の具の種類と色数です。

透明水彩を描きたいなら、セット内容も透明水彩か確認します。

次に筆です。基本となる丸筆が入っているかを見るとよいでしょう。

さらに紙が付属している場合は、水彩対応か確認します。

パレットや筆洗は後から安く用意できます。反対に、絵の具、筆、紙は実際の描き心地に関わりやすいため、こちらを重点的にチェックしましょう。

また、収納ケースが豪華だからという理由だけで選ぶ必要もありません。

持ち運びたい人には便利ですが、自宅だけで描くなら空き箱などでも収納できます。

セット商品がお得かどうかは「点数」ではなく、自分が本当に使うものが何点入っているかで判断するのがコツです。

買う前に中身を一つずつ確認するだけで、「結局ほかの道具を買い直した」という失敗を減らせます。

水彩画初心者におすすめの揃え方|100均+画材店・通販がコスパ最強

まず100均で揃えたいものリスト

水彩画を安く始めるなら、すべてを画材店で買う必要はありません。

100均や家にあるものを上手に利用し、浮いた予算を絵の具や紙に回しましょう。

100均で探しやすい候補は、パレット、水を入れる容器、鉛筆、消しゴム、マスキングテープ、クリップ、スポイト、収納ケースなどです。ただし商品の取り扱いは店舗や時期によって変わるため、店頭で確認してください。

特におすすめなのは、水入れと収納用品です。

水入れは専用品でなくても役割を果たします。使わないプラスチック容器が家にあれば、買う必要すらありません。

収納ケースも便利です。

絵の具、筆、鉛筆などを一つのケースにまとめれば、「筆が見つからないから今日は描くのをやめよう」といったことを防げます。

マスキングテープは紙を固定したり、絵の周囲に白い枠を作ったりする用途にも使えます。

スポイトがあれば、パレットへ少量ずつ水を足すときに便利です。

一方で、100均へ行く前に必ず家の中を確認しましょう。

白い小皿、空き容器、古いタオル、鉛筆など、すでに使えるものがあるかもしれません。

100円の商品でも10個買えば1,000円以上になります。

「安いから買う」のではなく、必要だから買う。このルールを決めておくと、本当に安く水彩画を始められます。

Amazon・楽天で買いたいものリスト

通販を利用するなら、特に比較したいのが絵の具、筆、水彩紙です。

この3つはメーカーや種類によって特徴が違うため、商品説明を確認しながら選べる通販と相性がよい道具です。

まず絵の具は、初心者なら12色前後を基準に探すと選びやすくなります。

「透明水彩」「12色」「初心者」といった条件で絞れば、大量の商品の中から候補を減らせます。

筆は、中くらいの丸筆を中心に探します。

最初から10本以上必要とは考えず、「まず一本」という視点でレビューやメーカー説明を確認するとよいでしょう。

水彩紙はサイズ、表面、厚さなどを確認します。

初めてなら大きな紙を大量に買うより、小さめのスケッチブックや少量のパックのほうが気軽に試せます。

通販の便利なところは価格を比較しやすいことですが、「一番安い商品=一番お得」とは限りません。

送料込みの価格、枚数、サイズ、絵の具の容量などを比べて判断しましょう。

また、価格は日々変動します。セール価格だけを前提に予算を決めないことも大切です。

Amazonや楽天などで揃えるときは、絵の具・筆・紙の3点を優先し、補助用品は100均や家庭用品で補う方法が効率的です。

これなら通販の便利さを利用しながら、余計な出費も抑えられます。

初心者向け水彩絵の具セットの選び方

初心者向けの水彩絵の具を選ぶ際は、まず「何色入っているか」より「どんな種類の絵の具か」を確認しましょう。

透明感のある水彩画を描きたいなら、透明水彩が候補になります。

次に色数です。

初心者なら12色程度から始めれば、混色を楽しみながら基本を覚えられます。ホルベインも透明水彩初心者向けとして12色のチューブセットをすすめています。

チューブタイプか固形タイプかも確認しておきましょう。

チューブタイプは必要な量をパレットへ出しやすく、広い場所を塗るときにも使いやすいのが特徴です。

固形タイプはケースを開いて水をつければ使えるため、準備や片付けを簡単にしたい人、外で描きたい人に便利です。こうした違いもメーカーの初心者向け解説で紹介されています。

どちらが正解というわけではありません。

自宅でじっくり描きたいならチューブ、持ち歩きたいなら固形というように、使う場所を想像すると選びやすくなります。

そして最初はセットで購入するのがおすすめです。

色を一本ずつ揃えるより簡単で、基本色がまとめて入っています。

続けているうちに特定の色だけ早くなくなったら、その色を単品で買い足す方法もあります。

最初の一箱は「一生使う完璧なセット」ではありません。水彩の基本を覚えるための入口と考えれば、選びやすくなります。

少し上達したら買い足したい便利な画材

水彩画をしばらく続けると、「もっと細い線を描きたい」「背景を一気に塗りたい」といった希望が出てきます。

このタイミングで初めて道具を買い足すのがおすすめです。

細かい部分を描きたいなら細い丸筆、広い空や背景を塗るなら太い筆や平筆が候補になります。

色をもっと増やしたいなら、自分が頻繁に混ぜて作っている色を単色で購入する方法もあります。

たとえば毎回似た緑を作っているなら、その色に近い絵の具を一本買うだけで作業が楽になります。

ほかにも、マスキング液という画材があります。

これは紙の一部を一時的に覆い、その部分へ絵の具が付かないようにするためのものです。白い光や細い線を残したいときに使われます。

水筆も便利です。

軸の部分に水を入れられるタイプなら、水入れを持ち歩きにくい外出先でスケッチするときに役立ちます。

ただし、こうした道具は最初から全部必要ではありません。

自分が描く作品によって必要なものは大きく変わるからです。

道具を買う前に、「これがないと何が困るのか」を一度考えてみましょう。

理由がはっきりしている道具は、購入後も使う可能性が高くなります。

**上達するほど必要な道具が自分で分かるようになる。**だからこそ、初心者のうちは買いすぎないことが最大の節約になります。

結局どれを買えばいい?初心者向け買い物リストまとめ

ここまで読んで「結局、最初の日に何を用意すればいいの?」と感じた人もいるでしょう。

最低限でまとめるなら、購入を検討したいのは水彩絵の具、水彩筆、水彩紙の3つです。

絵の具は12色前後。

筆は中くらいの丸筆を1本。予算に余裕があれば細筆を一本追加します。

紙は水彩対応のものを選び、最初は小さめのサイズでも構いません。

そしてパレットは100均の商品や白い皿、筆洗はコップや空き容器で代用します。

鉛筆、消しゴム、ティッシュは家にあるものを使いましょう。

これだけでも十分、水彩画を始められます。

迷ったときの優先順位は「紙・筆・絵の具を重視し、それ以外は代用できないか考える」です。

水彩画は、道具を全部揃えてからスタートするものではありません。

一枚描いてみて、必要なものを後から増やせばいいのです。

むしろ最初から大量に購入すると、「せっかく買ったから全部使わなければ」と負担になることもあります。

好きな絵の具を一箱、筆を一本、紙を一冊。

そこから始めるくらいがちょうどよいでしょう。

高価な道具がなくても、水を多くしたり少なくしたり、色を混ぜたりするだけで、水彩ならではの発見があります。

まずは小さな一枚を完成させてみてください。

まとめ|水彩画初心者は「安くしていい道具」と「ケチらない道具」を分けよう

水彩画を始めるとき、初心者だからといって高価な画材を一式揃える必要はありません。

最低限必要なのは、水彩絵の具・筆・水彩紙の3つです。パレットや筆洗、鉛筆、消しゴム、ティッシュなどは、100均や家にあるもので十分代用できます。

大切なのは、**「全部安く揃えること」ではなく、「安くしても困らない道具と、少しお金をかけたほうがいい道具を分けること」**です。

特に水彩紙と筆は、描きやすさに影響しやすい部分です。紙が薄すぎたり、筆先がまとまりにくかったりすると、「自分が下手だからうまく描けない」と感じてしまうこともあります。

一方で、パレットや筆洗は高級品でなくても十分です。ここを節約すれば、限られた予算でも絵の具や紙にお金を回せます。

また、初心者のうちは道具を一度に買いすぎないことも重要です。12色前後の絵の具、丸筆1〜2本、小さめの水彩紙があれば、まずは十分楽しめます。

実際に何枚か描いてみてから、「もっと細い線を描きたい」「広い部分をきれいに塗りたい」と感じたときに、必要な道具だけ買い足していけば無駄がありません。

水彩画を安く始める一番のコツは、最初から完璧な道具を揃えようとしないことです。

100均や家にあるものを上手に使いながら、必要なところだけ画材用を選ぶ。この方法なら、初心者でも無理なく、失敗を減らしながら水彩画を始められます。

まずは最低限の道具で一枚描いてみてください。道具を揃える楽しさより先に、色がにじんだり混ざったりする水彩画ならではの面白さを味わうことが、長く続けるいちばんの近道です。

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